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かつて子どもたちは、田んぼのあぜ道で育ちました。
かつて子どもたちは、工場で育ちました。
子どもたちのまわりには、少し大きな子どもたちと、たくさんの大人たちがいました。
親といえども、その大人たちのひとりでした。
たくさんの大人の一人として、親は子どもに関わり、責任を持っていました。
子どもたちのまわりには、愛情深い親がいます。
かけがえのない、ひとりの子どもだけのための親がいます。
そして社会では、親は子どものすべての責任を担うのが当然、
との常識ができあがりました。
いま、子どものまわりには、少し大きな子どもたちはいません。
いま、子どものまわりから、親以外の大人は消え、
親の責任は計り知れない大きさになりました。
子どもには、健康な子育ちをする日々の営みがあります。
親にも、毎日の暮らしを生きるための営みがあります。
でも、子どもにも、大人にも、いつもと違う都合ができることがあります。
子どもの都合は、病気やけがでしょう。
大人の都合は、急な仕事や生活の困難かもしれません。
ふたつの都合が、たまたま重なり合った時、
その親子を支えるのが、わたしたちです。
地域の人の輪のひとつとして、親子の役に立てること、
それがわたしたちのひとつめの使命です。
病児保育を必要とする親は、
まさかの時のことまで考えることができる親たちです。
親たちが、子どものふだんの健康にも、気配りができる親かもしれません。
そうした、親たちの子どもの健康を守る気持ちを後押しするのが、
わたしたちのもうひとつの使命です。
親子は繰り返す暮らしの時間の中を生き、子育ちと子育てを営んでいます。
そんな親子の子育ち・子育ての傍らに、わたしたちはいます。
(カリキュラム作成委員からのメッセージ)
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「あいちこどもケア たすかる」は、地域の人や団体のネットワークにより、病児・病後児・夜間などの緊急時をサポートする事業です。
子育て中の親の「こまった」をサポートするだけではなく、「もしものときに備えようとする親」と、「子育ち・子育てを支援する地域」をつなぐ地域の支えあいのシステムづくりこそが、私たちの思いなのです。
古き良き時代には「遠い親戚より近くの他人」という言葉がありました。地域の中でお互いが助け合っていく新しい関係が、このシステムの中で育まれていくことを私たちは願っています。
そして健康なときも病気のときも、子育ち・子育てを温かく見守っていく地域の輪をつくっていきたいと考えています。
「あいちこどもケア たすかる」は、人と人のチカラがつながり、地域で子育てを支え合うしくみづくりをめざしています。
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